一般社団法人希望の環

東日本大震災からの復興プロジェクトとして発足した『希望の環』は、昨年、『希望の缶詰』と名付けた商品を初めとして、『希望の環』ブランド（『希望の○○』ブランド）で合計約２００開催の催事販売を行い大きな売上を上げる事が出来ました。しかし石巻市では、多くの生産者が工場を流され、完全復旧の目処がまだまだ立っていない状態です。

そこで、石巻の被災企業の商品を集めた「希望の詰め合わせセット」の通信販売を本格的に行い、売上をさらなる復興費用に充てるとともに、その際に必要な出荷センターを石巻に置き、近隣の女性達（特に大切な家族や自宅が津波の犠牲になり、仮設住宅にお住いの方々）に「復興」に参画いただく雇用の場として、そして励まし合いながら共に仕事をする「コミュニティ」にしたい、という願いも込めて、『希望の環出荷センター』を石巻市の中に、まずは２月中に３ヶ所開業致します。

テストトライアルとして昨年１２月３日に『カーブス石巻大街道店』を会場に、１４名の方々にご参加いただき、スピーディーに２００件以上の出荷を実現でき手応えを感じました。また、参加いただいた方々からは「地域の復興の役に立ちたいだけ。お金はいらない。」というありがたい言葉をいただくほど、強い使命感を持って作業にあたっていただきました（給与はお支払いいたしました）。

２月中に３拠点の『希望の環出荷センター』を石巻市内に開業するにあたり、石巻市長からも応援をいただき、２月９日（木）１３：００より、石巻市役所５階市民活動ルームにて『希望の環出荷センター』発足セレモニーを開催致します。

冒頭、石巻市長にもご挨拶いただき、また各生産者の経営者よりご挨拶をさせていただき、実際に１０名強の石巻市の女性達で、２００件ほどの「詰め合わせ」を行い、出荷を行います。

【石巻市　亀山 紘 市長からのメッセージ】
全国の皆様には、様々なご支援をいただきますこと、深く御礼申し上げます。
被災地の商品をご購入いただき、復興に励む企業に「仕事」をいただけることは、被災企業にとって大きな「希望」となり、最も大きな励みとなります。今後とも、皆様からのご支援賜り、希望の環が拡がりますよう、石巻市を代表いたしまして、皆様にお願い申し上げます。
（『希望の通販』セットを手に。石巻市役所市長室にて）

ご取材いただくことが出来れば、『希望の環出荷センター』に従事する方々の大きな励みにもなります。そして「水産加工業の復興無くして街の復興無し」と言われる沿岸の街の人々が一丸となっての取り組みをご紹介いただければ、必ずしも私達の活動のみならず、全国的な復興機運の向上と多くの被災された生産者の復興に繋がるのではないか、という願いを持っております。
場所は石巻と遠いですが、多数の番組様にお力添え賜われればと存じます。

～この件に関するお問い合わせ先～
一般社団法人希望の環東京事務所（株式会社生産者直売のれん会内）担当　山戸
TEL:03-5827-7530、FAX:03-5827-7259、E-mail:sachiko-yamato@noren-kai.com